アルピナの最新モデル、B3 S ビターボはクルマのグルメである
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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本社の駐車場で私を待っていたB3 S ビターボのエクステリアは専用デザインのフロントスポイラー、トランクリッド・リップスポイラーをそれぞれマウントされている。また放射状のスポークが美しいアルピナ・クラシック・ホイールは20インチを採用、タイヤサイズはフロントが245/30ZR20、リアは265/30ZR20となる。
エグゾーストシステムは、スポーツバイク用高性能マフラーで知られるスロベニアのアクラポヴィッチ社製ステンレス・タイプで左右各2本のマフラーカッターが覗いている。このシステムはスポーツモードでフラップが開き、迫力あるサウンドを奏でる。
インテリアには、ブルーとグリーンのステッチが施されたラバリナ・レザーの専用ステアリングホイールやブルーの文字盤にレッドの指針を組み合わせた専用メーターパネル、そして中央のエアアウトレット左側にはターボブースト・プレッシャゲージが装備されている。シートやトリムはラバリナ・レザーまたはスポーティ・カーボン・レザーとなり、スポーティかつラクシャリーな雰囲気を醸し出している。
スターター・ボタンを軽くプッシュすると、いかにもパワフルだが、決してマッチョっぽくない、澄んだバリトンのような上品なサウンドが後方から響いて来る。スロットルを僅かに踏み込むだけで、リニアでパワフル、そして息の長い加速が始まる。それも当然でアルピナ・エンジンは2000~5000rpmの間で常に600Nm以上の高トルクを発生しているのだ。スピードメーターの針はあっという間に200km/hプラスの領域へ飛び込み、周囲の交通の流れを後方へ押しやってしまう。
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